中央区で深夜からクマの目撃情報が相次いでいるそうですね。
ニュースで何度も猟銃を手にしたハンターが映し出される度に心を痛めています。
襲われたらどうしようと不安に感じる気持ちは解ります。
誰かが襲われてからでは遅いというのも解ります。
でもすぐに殺そうとする姿勢は違うと思います。
クマが人里に下りてくるのは人間が森林を伐採し食糧となるものを奪ったからです。
原因を作ったのは全て人間です。
麻酔銃を使用したり、音で脅すくらいならやむを得ないかもしれませんが、命を奪う権利は無いと思うのです。
人間はあくまでも地球を間借りしているに過ぎず、他の動植物と立場はなんら変わりません。
害獣駆除と銘打って色々な動植物を絶滅に追い込み、その反動で増えた動植物をまた駆除する。
まるで全ての頂点にたつ支配者であるような勘違いはいい加減やめるべきです。
地球から見れば環境破壊をする人間ほどの害獣はいないと思います。
他の生物と互いに安全な距離を保ち共存し合うことを考えませんか?
クマだってむやみに人を襲っているわけではありません。彼らだって人が怖いのです。
今回目撃されているクマは体長1mほどの仔熊だということですし、車のライトに驚いて逃げ出したり、深夜に人を避けて動いているように見受けられます。
警察とハンターが血眼になって仔熊を探しているようですが、そんなことをするよりも万一遭遇してしまった場合、どう対処すべきなのかを周知するべきではないでしょうか?
『命』は尊ぶべきものであり、人間の手の中にあるものではないのです。


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