ドッグフードのお話 4
Category: ドッグフードのお話
ライオンは肉食、馬は草食ですね。
では犬猫は何食かご存知でしょうか?
私はずっと狼のイメージがあったので幼いころから犬は肉食だと思い込んでいたんですが、実は雑食なんだそうです。(対して猫は基本的に肉食だそうです。)
きっと人間と暮らしてきた長い歴史の中で、雑食性が強くなっていったんでしょうね。
愛玩動物飼養管理士の資格取得の際に歯の骨格からそう考えられていると習い、おぉ~と感激したのを今でも覚えています。
では栄養バランスの面から考えるとどうでしょうか?
犬に必要な栄養素は人間とほとんど変わりありませんが、バランスが異なります。
中でも動物性たんぱく質は人間の約4倍も必要だと言われています。
ここでドッグフードの原材料を再度見直して見ましょう。
法改正に伴い、原材料表記は含まれる量が多いものから順に記さなければならなくなりました。
動物性たんぱく質(=肉、魚)が人間の4倍も必要なのに、小麦やトウモロコシなどが先頭に来ているフードは少なくともあまり良質とは言えないでしょう。
『肉類』なんてかかれているものもまた、何の肉か明確ではない、即ち先日述べたような3D肉も含まれているかもしれません。
何にせよ、ペットフードについて知るにはパッケージの表記をよく確認すること、そして何か疑問があったらメーカーさんに直接問い合わせてみましょう。納得出来るまで突き詰めて質問し、電話口の対応も含め、信用出来ないと感じられたらそのフードは与えないことです。それが粗悪な商品を流通しないようにする消費者側の第一歩だと思います。
ココまでおよそ1週間にわたって長々と書いてきましたが、結論を申し上げると個人的には手作り食が一番なのではないかと思っています。
確かに栄養士の資格でも持っていない限り、カロリー計算は出来ないし、栄養バランスは崩れるというデメリットがあるかもしれません。でも少なくとも、皆さんが手に入れる食材は、例えスーパーの値引き食材だとしても『廃棄物』とは異なり食品衛生法から著しく外れたものではないはずです。それに発がん性のある添加物を敢えて入れるようなこともないでしょう。
私も昔は愛犬を大切に思うあまり「ペットが長生きになったのは総合栄養食であるドッグフードのお陰。栄養バランスが崩れたら大変だから手作り食なんてありえない」と思っていました。
でもよく考えると、私は普段食べたいと思ったものを食べ、栄養バランスなんて少しも気にしていませんが、今まで大きな病気ひとつせずここまで来ました。であれば月に一度は尿検査・検便をして、一年に一度は血液検査も受けているんだし、犬に対してももう少し柔軟な考えを持っても良いのではないかと考え直したのです。
ただ、毎日手作りご飯も負担が大きいかもしれません。ですからちょっと余裕があるお休みの日なんかに、気軽に作ってみるとよいかもしれませんね。
私自身も半分手作りで半分はドッグフードに頼っています。
ペットに対する考え方は人それぞれです。
これはあくまでも私個人の考え方で、このブログを読んでくださった方にもそれぞれ個々の考え方があるでしょう。私が個人的に調べたことですので間違いもあるかも知れません。全部言うとおりにしなさいなんていうつもりは全くありません。
ただ、このブログが読んでいただいた方にとって”愛するペットが口にするものについて考えるきっかけ”になってくれれば何よりです。
私もこれから益々勉強していかなければならないと思っています。


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